クラフト系主婦作家に抱く歪んだ思いを浄化せねばなるまい
妻です。
ここのところ、津軽地方で開催されるイベントにやたらクラフト系マーケットが組み込まれていて、結構な飽和状態となっています。
ショッピングセンターや自動車メーカーの販促イベント。行政や経済団体がらみの地域活性化イベント。あっちでもこっちでもハンドメイドだ、ワークショップだと、精巧でガーリーな工作物や手芸品がマーケット形式で売られ、最近ではデパートまでが催事で採用するほど。
おうい!他にネタはないのかー!と言いたくなるほどです。クラフト系マーケットの集客効果ってそんなに堅いんでしょうか。
ゆるゆるとした丁寧な暮らしへの羨望と嫌悪
クラフト系作家のイメージといえば、「専業主婦」「自宅作業」「子育て優先」「ゆるゆるとした」「丁寧な」といったところでしょうか(勝手な偏見です)。
リンネルとか暮らしの手帖とか読んでいそう(勝手な偏見です)。
日頃、トイレすら我慢して、とにかく時間と闘いながら、がむしゃらに暮らしているワーママからするとまさに対極。なかなか相容れないものがありますね。
ストレスなさそうでいいな~という思いと、けっ!楽しやがってという思い。この2つが拮抗して、いや、相まってと言った方がいいかな。とにかく、どんなに素敵な作品を見ても、その作家の製作に励むだけの時間的、経済的、心理的余裕が透けて見え、気分が萎えるという事態が生じてしまっています。
結果、作品の価値を純粋に受け取れず、お?可愛いなーと一瞬思っても買う気にはなれないという。
ダメだ、このままじゃ…。
正気に戻るために書いているんだ
隣の芝は青く見える。ほんとそうですよね。
実際には、作家にだって当然ストレスがあって、それぞれに何かと闘いながら暮らしているはず。そもそも専業主婦じゃないかもしれないし。望んでそうしているとも限らない。
生活の心配なく、やりたいことをやっているように「見えるだけ」。
それなのに勝手に僻んだり、自分の生き様を肯定するために相手を軽蔑したり。自分で自分を消耗させて。
いい大人になっても、まだまだ愚かな自分が悲しい…。
自分の未熟さをしかと受け止めて、今後はクラフト系マーケットの告知を見ても舌打ちしたりしないようにしたいと強く思っています。
でも…やっぱり開催数は多すぎると思う…。
ファミリー層狙ってるなら、ワーママ人気はないからな!覚えとけっ!