いぬかさブログ

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はじめてのPTA役員。良かったこと、がっかりしたこと

妻です。

昨年の春から一年間、息子が通う小学校でPTA役員を務めました。巷ではブラックと批判の多いPTAですが、実際にやってみると私が体験したものはそこまでひどいものではなく。なんとなく末端の仕事をいくつか手伝っていたら任期は終わってしまいました。

 

常識通用しない異世界なのは確か

身構えたほどではないにしても、やはり確かにそこには「一般的な社会人の常識が通用しない独特な風土」があり、できれば今後は関わりたくないと思わせるネガティブ要素がいくつもありました。

たとえば、いきあたりばったりでグダグダの会議だとか、効率や必要性の有無を言い出してはいけない雰囲気だとか。この辺は全国共通なんでしょうけど。

会長さんが愛想と挨拶だけは抜群にいいのに、普段の些末な活動にはほとんど参加しないのも箔付け目的っぽくて残念でした。

あと、地味にストレスだったのが、ノウハウや情報を共有化したがらない古参のベテランママ。彼女が一人で活動のほとんどを掌握していたんですが、待てど暮らせどなかなか引き継ぎも業務分担もしない。一方で忙しい、忙しいと言う。当然こちらは手伝いを申し出るんだけど、なんだかんだのらりくらりと受け流されてしまうという。

私も鈍感なもので夏休みが始まる頃までそんなやりとりをして、やっと「そうか!この人は私でなければ分からないという状態をできるだけ維持したいんだ!」と気づきました。属人化はドラッグですね。

 

でも、「知り合い以上ママ友未満」は助かる

まぁでも、PTAという異世界、立場や価値観が違う人たちと一緒に何かをすることの難しさ、それらを改めて思い知らされたという点では、ここ何年も同僚や地元仲間など均質化した集団にばかり身を置いてきた自分には良い経験だったのかなと。

それと、「知り合い以上ママ友未満」が増えたのは棚ぼたラッキーな展開でした。人付き合いがそれほど得意でないタイプの人間にとって、子どもが同じ学校に通っているという共通点しかない「ママ友」はハードルが高いんですよね。無理して作ってもストレスになるばかりで。田舎のマイルドヤンキー率高めの地域ならなおさら。

かといって、アホ男子の伝達力はあきれるほど低く、学校の大事なお知らせや行事の詳細なんかを誰かに確認したい時もある。そんなときPTA活動で顔を合わせている同じ役員なら、面倒な付き合いなく業務連絡のついでにさらっと尋ねたりできて、これほんとに助かりました。

 

【まとめ】

PTA役員やって良かったこと

・ある意味ダイバーシティを実感できる

・学校内に詳しくなる(職員室、トイレ、会議室、倉庫など)

・「知り合い以上ママ友未満」が増え、面倒な付き合いなしに情報交換できる。

 

PTA役員やってがっかりしたこと

・前年踏襲と予算消化が目的化してて、無駄を無駄と知りつつやらなくてはいけない

・組織運営がとにかくいろいろ致命的にグダグダ

・古参のベテラン役員ママのマウンティングがエグい

・全員の責任回避欲求で物事が空転してばかり

・「子どもたちのために」という常套句が連呼される気持ち悪さ

・古参役員ばかりが内輪ウケで盛り上がる連絡用のグループLINEがキツい

その他、山ほど。